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zoom RSS 第136話 西原由記子 著  「自殺する私をどうか止めて」

<<   作成日時 : 2012/10/16 22:20   >>

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東京自殺防止センター所長 西原由記子さんの著書「自殺する私をどうか止めて」です。



2010年(平成22年)における日本の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)は24.9人で総自殺者数は31690人。

これは同じ年の交通事故者数(4863人)の6.51倍に上り、その深刻さが伺えます。

また、前述の自殺率は諸外国のデータと比べても極めて大きい値で、日本の自殺率はアメリカ合衆国の自殺率の2倍に相当します。

主要国G8諸国、OECD加盟国、双方とも日本が自殺率1位となっています。

世界で見ると、韓国が1位で日本は5位です。

また男性中高年層では、自殺率の水準は世界でもトップレベルです。

日本において自殺は主要な死因の一つで、2006年(平成18年)度の場合、悪性新生物(癌の事。30.4%)、心疾患(16.0%)、脳血管疾患(11.8%)、肺炎(9.9%)、不慮の事故(3.5%)に次ぐ6位で、2.8%が自殺により死亡しています。

また、20代から30代にかけては死因のトップとなっており、2003年(平成15年)の場合、死亡者のうち15.8%(20代前半)、20.9%(20代後半)、22.8%(30代前半)、25.0%(30代後半)が自殺しています。

自殺率は性別に関する差が激しく、自殺者の70%以上が男性(例えば2010年は70.3%)です。つまり、統計的には男性は女性より2.5倍自殺しやすいというわけです。



今回の本の著者、西原さんは1人の青年の死をきっかけに、死にたい気持ちを抑えられない人や遺族からの相談ボランティア団体を設立しました。

そこで生きることや死ぬことの意味をつきつけられ、共に苦しみ、涙を流してきました。

著者は「人の苦しみをわかるためには、その人から逃げないで一緒に居続けようと努力するしかありません。そばにいて、共に涙を流すことが、新たな自殺を防ぐ事につながるのです。」と言います。


人間の最後というものはどうなるかわかりません。

自殺者が迎えるものは「無」であり、悲しい最後だけが残ります。

しかし、生きたいと一生懸命思っても、命を失ってしまう人の魂はいつまでも楽しかった想い出とともに周囲の人の心に残ります。


人間にはプライドがあるかぎり、死ぬほどつらい事もあるでしょう。

しかし、その中に一つの光を見せてあげる事ができたなら、一歩でも前にすすめるはずです。

みんながその光になって、どこかにチャンスをあたえられるような活動ができたらすばらしいですね。

(MABU)



自殺する私をどうか止めて
角川書店
西原 由記子

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